電気二重層コンデンサ／NI-MH単電池からマイコンなどの３/5Ｖの電源を取り出す回路の設計
昇圧ＩＣにサンプルで頂いたMAX856を使用する、下の図のように1〜30mA程度では80％程度の効率のようでワンチップマイコンの電源には丁度よさそうである。
最小動作電圧では効率が低下するＦＥＴのＯＮ抵抗による電圧降下が効いてくる、70％の上と見て良いだろう。
これと放電時のコンデンサーの電圧降下を加味して取り出せる電力を予測する。
当然同じ電流でも放電開始時と終了時では電力はちがう、
1mAの時に取り出す電力は
2.3V 2.3mW
0.8V 0.8mW
取り出す電力2.3mWの時に電流は
2.3V 1mA
0.8V 2.875mA
容量１Ｆのコンデンサは、電流１Ａで１Ｖ／Ｓの変化を示す。
同じ電力を取り出す時、時間当たりの電圧降下量は時間と共に加速度的に増加する。
電気二重層コンデンサの規格電圧ぎりぎりまで充電することが大事だ。
サンプルでもらったMAX856で設計した回路が下記である、MAXIMの参考回路と大きな違いはない。
NI-MH単電の場合は始動時の電圧が１Ｖ以上なら同じように使える